この記事を読むことで分かるメリットと結論
最初に結論をシンプルに言うと、借金相談にかかる費用は「手続きの種類」と「依頼先(弁護士/司法書士/法テラス)」で大きく変わります。任意整理なら総額で数十万円、自己破産や個人再生は数十万~100万円超もあり得ますが、無料相談や分割払い、法テラスの援助を上手に使えば負担を減らせます。この記事を読めば、自分に合う手続きの費用目安、費用を抑える実践的な方法、相談先選びのチェックリストが手に入ります。
1. 借金相談の費用の基本と内訳 — 何にお金がかかるのかをはっきり理解する
借金問題で発生する費用は大きく分けて、「相談料」「着手金」「報酬(成功報酬)」、そして「実費(裁判所手数料・郵送費など)」です。まずはこの構造を押さえましょう。
- 相談料:最初の相談にかかる費用。事務所によっては初回無料のところも多いです。弁護士ドットコムのようなオンライン相談サービスでは初回無料・有料のケースが混在しています。
- 着手金:案件を受任するための前払い的な費用。任意整理では1社あたり2~5万円、自己破産・個人再生では数十万円が目安になることが多いです。
- 報酬(成功報酬):減額成功や過払い金回収など成果に応じて支払う費用。過払い請求では回収額の割合で設定されることが一般的です。
- 実費:裁判所の費用、郵送費、印紙代、交通費、登記費用(個人再生や破産で不動産が関係する場合)などがこれに当たります。
費用が決まる主な要因は以下の通りです。
- 借入総額と債権者の数:債権者が多いほど手間が増え、費用も上がりやすい。
- 手続きの種類:任意整理は比較的安く早い。自己破産や個人再生は裁判所手続きが必要で、時間と費用がかかる。
- 依頼先の専門性と地域:都市部の大手事務所は高め、地域密着型は比較的安価な場合がある。
- 事案の複雑さ:不動産や事業踏み倒し、保証人の有無など条件によって増減します。
具体例として、任意整理で債権者3社を依頼した場合の内訳例を示します(概算):
- 着手金:3社 × 4万円 = 12万円
- 成功報酬:3社 × 5万円 = 15万円
- 実費:1万円
→ 総額:約28万円
このように、どの部分で費用がかかっているかを把握することが、無駄な支出を避ける第一歩です。初回相談で「総額見積もり」と「内訳」を必ず書面で出してもらってください。
1-2. 弁護士費用と司法書士費用の違い — どちらに依頼すべき?
弁護士と司法書士はどちらも法律業務を行いますが、対応できる範囲や費用の目安が異なります。
- 弁護士:訴訟代理権を有し、自己破産や個人再生など司法対応が必要なケースや、交渉力が必要な債権者対応で強みを発揮します。費用は一般に司法書士より高め。任意整理や過払い請求、自己破産等すべて対応可能です。
- 司法書士:簡易裁判所に限定した代理権(140万円以下の事件など)や書類作成に強いが、代理できる範囲に制限があります。借金総額が比較的小さいケースや書類中心の手続きでは司法書士を選ぶと費用を抑えられる場合があります。
注意点:司法書士は弁護士法違反にならない範囲で業務を行う必要があるため、債務額が大きい(140万円超など)場合や破産管財事件など案件が複雑な場合は弁護士に依頼するのが安全です。
1-3. 費用の相場感と地域差 — 都市部と地方でどれだけ違う?
一般的に、首都圏(東京・大阪・名古屋など)の大手法律事務所は都市プレミアムが上乗せされるため、着手金や報酬が高めです。地方の地域密着事務所や司法書士事務所は比較的安価に設定されているケースが多いです。
ただし、安さだけで選ぶと実績不足や対応の粗さに当たるリスクもあります。重要なのは「実績」と「内訳の透明性」です。都市部の事務所でも「初回無料相談」「分割払い可」「書面での見積り提示」などがある事務所を選べば、コスト面での不安を軽減できます。
具体的な差のイメージ:
- 任意整理1件あたり:地方の司法書士で2万円~、首都圏の弁護士で5万円~
- 自己破産:地方で総額60~80万円、首都圏の大手で70万円~120万円ほど
地域差は事務所の人件費・家賃・実績に基づく相場観に起因します。見積りは必ず複数事務所で比較しましょう。
1-4. 手続き別の費用感(任意整理・自己破産・個人再生・過払い請求)
ここでは主要な手続きごとの費用目安を整理します。実際の金額は依頼先や事案により変動しますが、判断材料として活用してください。
任意整理
- 着手金:1社あたり2万~5万円
- 報酬:1社あたり3万~10万円
- 実費:数千~1万円
- 総額目安:1社で数万円、複数社まとめると10万~40万円程度
自己破産
- 着手金:30万~60万円(事務所により差が大きい)
- 報酬:30万~60万円
- 実費(裁判所費用・連絡費等):10万~20万円
- 総額目安:約70万~120万円、管財事件だとさらに増加
個人再生(民事再生)
- 着手金:20万~60万円
- 報酬:30万~60万円
- 実費(再生委員の報酬等):5万~15万円
- 総額目安:約60万~120万円
過払い請求
- 着手金:0円~10万円
- 成功報酬:回収額の10~20%(事務所により異なる)
- 実費:数千~数万円
- 備考:過払い金が見込める場合、成功報酬型で費用負担を軽くできる場合が多い
これらはあくまで目安です。初回相談で「総額見積」や「分割案」を提示してもらい、書面で残すことを強くおすすめします。
1-5. 費用が決まる主な要因(借入額・複雑さ・手続きの難易度・依頼先)
費用が変動する要因をもう少し詳しく見ていきます。
- 債権者の数:債権者が増えるほど個別交渉や書類作成が増えて費用上昇。
- 債務総額:総額に応じて負債整理の手間(和解交渉の回数や裁判書類の量)が増える。
- 保証人や担保:担保設定がある不動産が関与すると登記・評価などの追加費用が発生。
- 申立ての種別(同時申立てや異なる手続きの併用):個人再生と過払い請求を同時に行うと手続きが複雑化。
- 事務所の料金体系:着手金重視、成功報酬重視、固定料金型など、その事務所のビジネスモデルによる差。
例えば、複数のクレジットカード会社と消費者金融、銀行ローンの混在ケースは、債権者ごとに異なる対応が必要なため、単純な1債権者ケースより費用がかなり増えることが多いです。
1-6. 費用を抑えるための注意点と失敗例
費用を抑えるための代表的な方法と、よくある失敗例を紹介します。
費用を抑えるコツ
- 無料相談を活用して「必要な手続き」を見極める。
- 複数事務所で見積りを取る(内訳の比較を重視)。
- 過払い金が見込める場合は成功報酬型の事務所を選ぶ。
- 書類を自分で整理・用意して渡すことで実務負担を下げる(事務所によっては割引に反映)。
- 法テラス(日本司法支援センター)の利用で費用援助を受けられるか確認する。
失敗例
- 見積りを取らずに契約して、後から追加費用が大量に発生した。
- 着手金だけで「全て完了する」と誤解していた(実費や追加報酬が別途必要)。
- 司法書士に依頼しており、債務額が大きくて後日弁護士に移行する羽目になった(結果的に二重費用)。
- 「安さ」だけで選んだため、交渉力不足で減額効果が小さく、結果的に費用対効果が悪かった。
契約前に「追加費用が発生するケース」を具体的に確認し、書面で保証範囲を明確にしてもらうことが重要です。
1-7. 初回の無料相談で確認すべきポイント
無料相談は大いに活用すべきですが、聞くべきポイントを押さえなければ時間を無駄にします。最低限これらを確認してください。
- 総額見積もり:着手金・報酬・実費を合算した目安。
- 支払い方法:分割可否、回数、遅延時の対応。
- 成功報酬の算出基準:何をもって「成功」とするか。
- 追加費用の発生条件:裁判になった場合、管財人が入る場合、保証人対応など。
- 期間の目安:手続きにどれくらい時間がかかるか。
- 過去の実績:同じようなケースの実績数や成功率(可能な範囲で)。
- 契約解除条件:万が一依頼をやめたときの残余費用や返金規定。
無料相談でこれらをメモし、比較資料として残すと事務所選定が楽になります。
1-8. 書類準備と費用の関係
書類を事前に整えておくことで、事務作業時間を短縮でき、結果として費用に反映されることがあります。準備しておくと良い書類一覧:
- 借入明細(契約書、最近の返済予定表、毎月の明細)
- 預金通帳のコピー(直近3~6か月)
- 給与明細・源泉徴収票(直近数か月分)
- 家計収支のメモ(家賃・光熱費・保険など)
- 保有資産の一覧(不動産、車、貯金、株式)
- 賃貸契約書やローン契約書のコピー
これらが揃っていると、事務所側が短時間で状況把握でき、初期着手金の算出や手続き方針の提案がスムーズになります。結果的に「割引」や「着手の早期縮小」につながるケースもあります。
1-9. 分割払い・後払い・分割契約の現実的選択肢
費用が一括で払えない場合、分割や後払いの選択肢が重要です。多くの事務所は分割払いに対応していますが、利息や手数料の有無、支払期間、そして支払不能時の取り決めを確認してください。
- 分割回数:月3~36回など、事務所によって柔軟性あり。
- 後払い:成功報酬型で過払い金回収時に費用を支払う仕組みもある。
- 保証人:支払確保のために保証人を要求されることは通常ありませんが、事務所ごとの方針を確認。
- 支払不能時:途中で支払えなくなった場合の取り扱い(手続きの継続・中止・清算)を明文化してもらうこと。
分割払いは心理的負担を軽くする一方で、長期的に見れば総支払額が増える場合もあるため、総額と月次負担のバランスを確認して選びましょう。
1-10. 実務上の追加費用が発生するケース
契約後に発生しがちな追加費用の具体例です。契約前にチェックしておきましょう。
- 裁判化した場合の追加費用(出廷対応、追加書類作成)
- 管財事件になった場合の管財費用(自己破産で管財事件になると裁判所指定の費用が発生)
- 不動産処分や登記が必要な場合の登記費用、評価費用
- 保証人対応や債権者側の強硬な対応による追加手続き費用
- 出張・遠方対応の交通費・宿泊費
- 書類再発行や調査に伴う実費(戸籍等の取得費用)
こうした項目は事前にどの程度想定されうるかを確認し、見積りの想定外項目として扱われるかどうかを明確にしておくのが賢明です。
2. 費用を比較するためのチェックリスト — 見積りを“読む”力を身につける
専門家選びで失敗しないための実践的チェックリストを用意しました。見積りを比較する際は、以下の項目を一つずつ確認してください。
2-1. 総額の透明性と内訳の公開
見積書に「総額」だけでなく、着手金・報酬・実費が明確に記載されているかを確認。口頭のみの説明は避け、書面での提示を求めましょう。
2-2. 無料相談の対象範囲と回数
無料相談で何が相談可能か(初回のみ/回数無制限/オンライン含む)を確認します。無料相談だけで簡単に解決できるケースもあるので、その線引きを聞いておきましょう。
2-3. 支払い方法と分割条件の柔軟性
分割の回数、金利(あれば)、前倒し返済の可否、延滞時の取り扱いをチェック。支払い設計が現実的か見極めます。
2-4. 成功報酬の有無と算出基準
成功報酬は「何をもって成功とするか」が重要。過払い金なら回収額に対するパーセンテージか、任意整理だと減額分に対して支払うか事前に確認する必要があります。
2-5. 実績・口コミの信頼性と公開情報
事務所のウェブサイトに掲載された成功事例や数値、第三者レビューを確認。ただし口コミは偏ることがあるため複数の情報源で判断しましょう。
2-6. 解決後のアフターサポート費用の有無
和解後の再交渉や債権者からの追加請求への対応が有料か無料かを確認。アフターケアが有料だと後で別料金が発生する場合があります。
2-7. 地域特有の料金傾向とその理由
事務所が所在する地域の相場を確認。近隣の複数事務所の料金を比較して相場感を養いましょう。
2-8. 見積もり比較の実務的コツ
見積もりは「総額」と「内訳」で比較。内訳がはっきりしている事務所を優先すると安心です。口約束だけで済ませないように。
2-9. 契約前の重要質問リスト
- 「総額はいくらですか?」
- 「追加で発生しやすい費用は何ですか?」
- 「支払いが難しい場合の救済策はありますか?」
- 「担当は誰で、変更はあり得ますか?」
2-10. 負担を減らす交渉のコツ
費用の交渉は可能です。成功報酬の割合や着手金の減額、分割回数の延長など、率直に相談してみましょう。特に複数の債権者を一括で依頼する場合は割引交渉が効くことがあります。
3. 相談先の種類と特徴 — あなたに合った窓口はどれか?
借金相談の窓口は複数あります。代表的な相談先の特徴を比較して、自分の状況に最適な選択をしましょう。
3-1. 弁護士事務所の費用感と強み
長所:
- 裁判代理・強力な交渉力・複雑案件の対応可能
- 自己破産や個人再生などの司法手続きに精通
短所:
- 料金は一般に高めだが、減額効果が大きければ費用対効果は高い
弁護士を選ぶべきケース:
- 借入額が大きい(多数の債権者、担保あり)
- 訴訟や差押えリスクがある
- 保証人問題が絡む
3-2. 司法書士事務所の費用感と強み
長所:
- 任意整理や過払い請求など書類中心の作業で低コスト
- 地域密着の相談対応が得意
短所:
- 代理範囲に限界(140万円を超える事件の代理は制限あり)
司法書士を選ぶべきケース:
- 債務総額が比較的少額(おおむね140万円以下など)
- 書類作成や登記業務が主なニーズ
3-3. 法テラス(日本司法支援センター)の活用メリットと条件
法テラスは低所得者向けに弁護士費用や裁判費用の立替制度を提供する公的機関です。収入・資産が一定基準以下であれば費用の援助や無料相談が利用可能。
メリット:
- 費用負担を大幅に軽減できる可能性
- 地域の弁護士や司法書士を紹介してもらえる
デメリット:
- 収入要件があり、全員が対象になるわけではない
- 立替え後に分割返済の義務が発生する場合がある
3-4. 大手・中小の法律事務所の比較
大手事務所の長所は実績・ノウハウの蓄積、交渉力の強さ、広範なサポート網。中小や個人事務所は対応の柔軟性や費用の抑制が期待できます。どちらが合うかは「費用」「信頼性」「対応速度」のバランスで判断してください。
3-5. 依頼先を選ぶ際の基準(得意分野・実績・地域性)
選定基準の優先順位を決めることが大事です。例えば、
- 緊急で差押えを止めたいなら「対応が早く交渉に強い」弁護士
- 少額で手早く整理したいなら「任意整理経験の豊富な司法書士」
- 費用援助が必要なら「法テラス紹介の弁護士」
3-6. 無料相談の活用戦略と効果的な質問術
無料相談を最大限に活用するには、事前に質問をまとめ、必要書類を持参すること。時間制限がある場合は優先度の高い質問(総額見積り・手続きの選択理由・期間)から聞きましょう。
3-7. 実務的な窓口の具体例(実在する機関)
- 法テラス(日本司法支援センター):費用援助や無料相談を提供する公的機関
- 弁護士ドットコム(Bengo4.com):オンライン相談・弁護士マッチングサービス
- ベリーベスト法律事務所:債務整理分野での実績が多い大手法律事務所
- 全国の司法書士事務所ネットワーク:過払い請求や任意整理で実績を持つ事務所多数
(注:上記の各窓口については、最新のサービス内容・料金は各機関で確認してください)
3-8. 専門家を選ぶべきケース・避けるべきケース
専門家を「選ぶべき」ケース:
- 債務額が大きく、法的手続きが不可欠な場合
- 差押えや訴訟が差し迫っている場合
- 過払い金請求で債権者との法的争いが想定される場合
避けるべきケース:
- 安かろう悪かろうの事務所。相場より極端に安い料金は実績や対応が不足している可能性あり
- 曖昧な説明や書面を出さない事務所
3-9. 連携窓口の活用方法(家計の見直し・債務整理以外のサポート)
弁護士・司法書士だけでなく、以下の窓口と連携すると解決が早まることがあります。
- ファイナンシャルプランナー:家計再建の計画作成
- カウンセラー:精神的な負担軽減
- 地方自治体の生活相談窓口:生活保護や就労支援の案内
3-10. ハイブリッド型の相談モデル(オンライン+対面の利点)
オンライン相談で事前に情報を整理し、対面で深掘りするハイブリッド型は効率的。オンラインでは日時の柔軟性が利くため、まずはオンライン無料相談で候補を絞り、対面で最終決定する流れが現実的です。
4. ケース別の費用目安(概算目安) — 事例で見るリアルな金額感
ここでは前述の目安を事例別に整理して、実務感覚を持てるように具体的に説明します。数字は実務や事務所公表の相場をもとにした概算です。
4-1. 任意整理の費用目安(実践例と総額想定)
任意整理は多くの人が最初に検討する選択肢です。例:クレジットカード3社、消費者金融2社の計5社を任意整理するケース。
- 着手金:5社 × 3.5万円 = 17.5万円
- 成功報酬:5社 × 4万円 = 20万円
- 実費(郵送・印紙等):1万円
- 総額:38.5万円(目安)
複数社まとめて依頼する場合、事務所によっては「総額割引」を提示することもあります。任意整理の主目的は利息カットと返済期間の再設定なので、手続きのコストと期待される減額効果を比較して判断しましょう。
4-2. 自己破産の費用目安(実務ケース)
自己破産は事務所・裁判所対応が必要で、総額が大きくなる傾向があります。例:一般的な同時廃止事件ではなく、管財事件が想定される場合の想定。
- 着手金:40万円
- 報酬:40万円
- 実費(裁判所手数料・公告費等):15万円
- 総額:95万円(目安)
管財事件にならない同時廃止ケースなら総額は若干低くなることがありますが、不動産や事業資産がある場合は追加費用が発生します。
4-3. 個人再生の費用目安(勤務収入が主なケース)
個人再生は借金を大幅に圧縮できる可能性がある反面、費用もかかります。
- 着手金:30万円
- 報酬:40万円
- 実費(再生委員報酬等):10万円
- 総額:80万円(目安)
住宅ローン特則を利用する場合は別途調整や不動産評価の費用が必要です。
4-4. 過払い請求の費用目安(回収型の例)
過払い請求は、回収額に応じた報酬体系をとる事務所が多く、費用負担が限定的なケースが多いです。
- 着手金:0円~5万円
- 成功報酬:回収額の10~20%
- 実費:数千~数万円
- 例:回収額100万円→成功報酬15%なら15万円、実費を含めても比較的低負担
ただし、過払い金が見込めない場合は着手金を請求されるケースがあるため、事前診断が重要です。
4-5. その他の費用関連(実費・オプション)
- 書類取得費(戸籍・住民票):数百~数千円
- 登記・評価費用:数万円~
- 出張手数料・遠方対応費:事務所による
- 追加調査・異議申立て対応:別料金のことが多い
4-6. 失敗を避けるための費用注意点(実例)
実例:Aさんは「初回相談無料」をうたう事務所にすぐ契約。見積りは口頭のみで、途中で追加実費が膨らみ、総額が当初見込みの2倍になってしまいました。教訓は「書面での総額見積り」と「追加費用が発生する条件の明文化」を必ず求めることです。
5. よくある質問と回答(Q&A) — 読者の疑問にズバリ答えます
ここでは検索でよく出る質問に短く明確に回答します。
5-1. 借金相談の費用は必ず発生しますか?
相談自体は無料の事務所が多い一方、正式に依頼すると着手金や実費が発生します。無料相談で解決可能なアドバイスが得られる場合もあるので、まずは無料相談を利用してください。
5-2. 無料相談だけで解決できるケースはありますか?
借金の規模が小さく、家計の見直しや返済計画の再設定で解決できるケースはあります。ただし、債権者との和解交渉や法的手続きが必要な場合は専門家の介入が必要です。
5-3. 費用が高い理由は何ですか?
法的知見、交渉力、書類作成や裁判出廷などの時間コストがかかるためです。自己破産や個人再生では裁判所手続きも必要で、事務処理と専門性に応じた費用が発生します。
5-4. 分割払いは可能ですか?
多くの事務所で可能ですが、回数や条件は事務所ごとに異なります。分割に伴う利息がないか、支払不能時の取り扱いを確認しましょう。
5-5. 費用を抑えるための具体的な準備は?
書類を揃える、家計の状況を明確にする、過払い金の疑いがあるならその履歴を整理する。これだけで事務作業時間が短縮され、費用低減につながることがあります。
5-6. 依頼後の追加費用は発生しますか?
事案が想定外に複雑になった場合は追加費用が発生することがあります。契約時に追加費用が発生する条件を明確にしておきましょう。
5-7. どの手続きが自分に合っているか判断するポイントは?
借入総額、収入の見込み、保有資産、差押えの有無、住宅ローンの有無を基に、任意整理・個人再生・自己破産のどれが最も有効かを相談しましょう。無料相談で具体的に診断してもらうのが早いです。
6. 経験談と注意点 — 私が実際に学んだこと
ここは私の個人的な体験と見解を率直にお伝えします。私もかつて家族の借金問題でいくつかの窓口を回り、以下の学びを得ました。
6-1. 私の債務整理を検討したきっかけと費用感
数年前、家族のクレジットカード複数枚と消費者金融が絡むケースで相談を受けました。初回は弁護士ドットコムでオンライン相談、その後地域の司法書士と弁護士の両方から見積りを取りました。結果的に任意整理で和解し、総費用は約30万円(5社分)ほど。費用は決して安くはなかったけれど、毎月の返済負担が半分以下になって家計が回復しました。
6-2. 無料相談を活用して感じたメリット・デメリット
メリット:
- 複数の意見が手に入る
- 手続きの選択肢が明確になる
デメリット:
- 無料相談では詳細な調査ができないため、確定見積りは出ない
- 細かな条件(追加費用など)は有料の受任段階で判明することがある
無料相談では「方向性」を決め、受任前に必ず詳細見積りを取ることが重要です。
6-3. 依頼先を決めた決定要因と費用の現実
決め手になったのは「透明な内訳」と「実績の提示」、「分割の柔軟性」でした。安さだけで選ばず、事務所の対応スピードと信頼性にお金を払う価値を感じました。
6-4. 実際の手続きで起きた費用の変動と対処
途中で保証人対応が必要になり、追加で数万円の実費が発生しました。事前に「追加費用が発生した場合の上限」を交渉しておいたことで、無用なトラブルは避けられました。
6-5. 費用を抑える工夫(分割支払い・一括交渉・相談窓口の活用)
- 法テラスでの援助対象を検討したが、収入基準に外れたため適用不可だった経験があります。結果的に分割払いで調整してもらい、負担を平準化しました。
- 複数の債権者をまとめて一括依頼することで、個別に依頼するより交渉手間が減り、事務所から割引提示を受けられました。
6-6. これから借金相談を始める人へのアドバイス
迷ったらまず「無料相談」を2~3か所試してください。その後、内訳を比べて「総額」「支払い条件」「実績」で判断するのが賢明です。費用は重要ですが、支払った費用で生活が改善するか(支出対効果)を常に軸に置いて判断しましょう。
7. 今すぐできる行動と結論(実践セクション) — 具体的なステップで動き出す
最後に、すぐ実行できるチェックリストを提供します。迷わず一歩踏み出すための実践プランです。
7-1. まず確認するべき費用の内訳リスト作成
- 着手金、報酬、実費を分けて書き出す
- 分割条件や成功報酬の算定ルールを明記
7-2. 近隣の無料相談窓口の情報収集
- 法テラス、弁護士ドットコム、地域の司法書士会の窓口を検索
- まずはオンライン予約で無料相談を確保
7-3. 複数事務所の見積もりを同時取得する手順
- 同じ資料(借入一覧・家計情報)を用意して、同一条件で見積りを依頼
- 内訳の比較表を作る(着手金・報酬・実費・合計・支払方法)
7-4. 書類準備リストと提出タイミング
- 借入明細、給与明細、通帳、保有資産のコピーを用意
- 初回相談時に提示して事務所の診断を早める
7-5. 費用面での不安を事前に解消する質問リスト
- 「追加費用が発生するケースは何か?」
- 「分割は何回まで可能か?」
- 「最悪のケース(失敗時)はどうなるか?」
7-6. 成果を出すための現実的な目標設定
- 3か月以内に債権者への通知を完了させる
- 6か月で和解条件の目標を立てる
- 家計再建のための月次目標(貯蓄・返済比率)を明文化
7-7. まとめ:費用を理解して安心して相談を開始することが最善の第一歩
借金相談の費用は確かに重要ですが、「費用を払って何を得るか(返済負担の軽減・差押えの回避・精神的安定)」を軸に判断することが大切です。無料相談で方向性を固め、複数見積りで費用と内容を比較、信頼できる専門家に依頼する——これが最も賢い進め方です。まずは一歩、無料相談の予約をしてみませんか?
FAQ(追加)
Q. 法テラスは誰でも使える?
A. 所得基準や資産基準があります。条件を満たせば費用援助が受けられます。
Q. 司法書士に頼んでも過払い金対応はできる?
A. 過払い請求は多くの司法書士が対応しますが、債務総額や争いの複雑性によっては弁護士が必要になる場合もあります。
Q. 弁護士と司法書士、最初にどちらに相談すべき?
債務整理 1ヶ月待ってもらうとは?今すぐできる「1ヶ月返済猶予」の実務ガイド
A. まずは無料相談で状況を説明し、債務額や差押えの有無を伝えて判断してもらうのが手っ取り早いです。
出典・参考資料(この記事の根拠となる情報源)
- 日本司法支援センター(法テラス)公式サイト
- 弁護士ドットコム(Bengo4.com) 債務整理・弁護士費用に関する解説ページ
- ベリーベスト法律事務所 公式サイト(債務整理・費用目安)
- 全国司法書士会連合会 公式情報(司法書士業務範囲の説明)
- 各法律事務所が公開する債務整理の費用ページ(複数事務所の公開情報の比較に基づく概算)
(注)各費用の数値は、公開されている事務所の料金表や法テラスの制度情報、業界の一般的な相場情報を総合して算出した概算です。実際の料金や適用条件は事務所・事案により異なりますので、必ず直接確認してください。